2007年02月14日

ロゴマーク

logo.gif
以前、設計で携わった物件に不動産事務所がありました。
そのクライアントから「会社のロゴマーク」の依頼を受けました。
設計の際に45度回転したグリッドを表層のデザインモチーフに
使っていたのを気に入ってくれて、
「45度回転した正方形つまり菱形を使ってほしい」との要望。
会社名の頭文字が「I」なのと
地元に密着した街の案内人(Information)の意味を込め、
もうひとつのモチーフを「i」ってことにしました。
何個か作りましたが、左が僕のおススメ。
右がクライアントに採用されたモノ。
少し可愛く納まりすぎた気もしますが、気に入ってくれたので良しとしました。
ロゴマークはいろんな所に使われるため
かなりの汎用性が求められます。
色々と勉強になったプロジェクトでした。
posted by nis at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | グラフィック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月07日

歩行発電

JR東京駅で、改札を通り抜ける乗客の“重み”を利用して
発電する「発電床」の実験が始まっているそうです。
これは床に敷いたシート状の「圧電素子」を振動させて発電する仕組み。
でも全改札に設置しても1日の総発電量は
「100ワットの電球を十数分間つける程度」(JR東日本)だそうです。
まだまだ開発途上ですね。

僕が思うに、固定床への設置ではなく移動する「靴底」に入れたら良い。
「圧電素子」の性質上、体重による加圧と歩行の際の靴底のネジレで発電可能。
家庭で使うには大きな発電量ではないが
出先でのケータイやiPod、ノートパソコンには十分なワット数は得られそうです。
これらのツールはバッテリーがなくなれば無用の長物ですから
その性能を競うより、人の行為から受電する方法を開発してくほうが未来は明るいと思います。

これからはモバイルの時代ですから
移動手段の1つである「歩行」によりケータイなどのツール用に
電力を供給するのは面白そうだし将来性がありそう。
何より東京駅のためではなく、自分のために使えますから。
ある種の自給自足生活ですね。
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2007年02月06日

焼き杉

yakisugi.gif建築に使う材料でスギ板があるんですが・・・


焼いてみました。

バーナーで。


スギは年輪の部分が硬く、年輪と年輪の間は結構柔らかい樹です。
これを焼くと柔らかい部分が痩せて年輪が浮かび上がります。
とても良い風合いです。
今回試したのは無垢のスギ板ですが
最近のローコスト住宅などではラーチ合板など木理の美しいものなら
たとえ合板であっても木の風合いを楽しめるのではないでしょうか。
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2007年02月05日

メガネとカメラ

メガネとカメラって似てませんか。
レンズが嵌め込んであって価格帯もピンきりで相場も結構似ています。

決定的な違いは、その価格が何に反映されるかだと思います。

高価なメガネは見栄のため。
高価なカメラは機能性のため。

というのは、
メガネは高くても安くても視力が良くなる訳ではありません。
高くなる理由はフレームがかっこいいとかの外観的なものに因ります。
一方、カメラは確実に内部機構が良くなり写真の出来も違ってきます。

つまり金額を投資する先が、前者は見た目・後者は内容なんです。

これを住宅に置き換えてみると世の中には結構メガネが多いです。
ライフスタイルとそれを支える空間にお金をかけることよりも
リビングが何帖だとか、5LDKだとか、大理石の玄関だとか。
もうほとんど見栄です。
形式に囚われ過ぎだと思います。

永く住むならメガネ住宅よりもカメラ住宅を建てる方が正解だと思います。
見栄はその後ついてくるのではないでしょうか。。
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2007年02月02日

いつでもどこでも。

前回のつづき。

世の中の情報通信が「音声+動画」主流になり
TV=マスコンテンツ、WEB=個人コンテンツに傾くと思います。

これが互いに淘汰されないのはTVとPCのスタイルの違いが大きい。

TVってのは、ダラダラつけっ放し。
よく母親に「マンガを読むならテレビを消しなさい!」と怒られました。
でも見るでもなく点けていたいのがTVです。
一方、PCはもう少し目的があります。
何かを検索しようとか、目的地の地図をダウンロードするとか。
これは2つの機器の置かれ方にも現れています。
TVはリビング、PCは書斎、なんてのがよく見る光景。

TVはほぼ完成系だとして、これから期待するのはPCの進化です。
正確にはWEBはPCではなくケータイが横取りすると思います。
携帯電話ではなくケータイ(携帯する何か)です。

いつでもどこでもどんな姿勢でも世界につながる個人コンテンツ専用機器。
もちろん大容量のムービーで情報取り放題が理想です。

これにより進化するライフスタイルを見据えたデザインをする。
建築、空間、インテリア、プロダクトなどなど皆同じです。
もうライフスタイルの変革は始まっています。
posted by nis at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月01日

Windows Vista!

ついにWindows Vistaが発売されました。

XPのさらに上をいくOSです。
あまりWindows好きではありませんが
世界の潮流がそうである以上見逃せません。

Windows Vistaの凄さは各メディアが取り上げていますが
大抵がそのスペックの高さと新しいコンテンツの話題。

しかし、そんなことはどうでもいいです。
注目すべきは「GPU」が搭載されたという現象です。
これまでPCのムービーは容量が大きく
その負荷をCPUが負担していましたが
これを独立させて「GPU」に負担させる機構ができました。
簡単にいうとムービーの独立です。

そうなると今までの
動画=テレビ(マスメディア)ではなく
動画=テレビorインターネット(極めて個人的なコンテンツ)となります。
つまりあらゆる情報が動画化するのでしょう。
マスメディアは
新聞(静止画)→ラジオ(音声)→テレビ(音声+動画)という変遷でしたが
他の情報も近いうちに「音声+動画」に昇華されそうです。

デザインの表現もいつまで紙面に偏ったままなのでしょうか。
デザインコンペなどもムービー提出可とかにしないと
世界の潮流に置いてきぼりを食うかもしれません。
と、自分に問いかけてみました。

今日からムービー表現を勉強しようと思います。
posted by nis at 20:20| Comment(0) | TrackBack(0) | IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月31日

手帳

手帳って改めて考えてみると結構すごい気がします。
毎年必ず一度(それは年末ですが)更新されます。
どんな業種の人でも大抵持っていて、
毎年一回は確実に注目されるわけです。
なんかすごくないですか?

本当は頭の入れて置かないといけない事なのに
身近にあまり起こらないから忘れがちな出来事などを
記憶から呼び覚ますのには、うってつけの装置です。
例えば、テロ対策とか自然災害対策とか難民チャリティとか。

しかも更新するときは「来年」という漠然とした希望?のために
かなり集中して自分について考えたりする。
この「手帳を買うタイミング」ってやつに
様々な呼掛けを重ねていくと効果的かもしれません。
posted by nis at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | プロダクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月30日

ぼんやりと

hikaru.GIF
 闇に浮かび上がるモノをイメージしてます。

 それは防災用の「何か」です。
 それが何なのかは決まってません。
 さっき、そんな風景がアタマに浮かんできただけです。

 しばらくじっくり温めてみたいと思います。。
posted by nis at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | プロダクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月26日

回遊性

皆さんの家に回遊性はありますか?

回遊性というのは家中をグルグルできることです。

僕の自宅にはありません。
昔住んでいた実家にはそれがありました。
回遊性がある住宅は楽しいと思います。

或る部屋にコチラからもアチラからも行けたり
とにかく行き止まりがない。
お寺や伝統家屋などの日本建築がそうです。
さらに2階建て住宅なら階段がふたつあれば言う事なしです。
オニゴッコやりたい放題です。

夫婦の寝室くらいでしょうか、奥の突当りにあってほしいのは。
浴室だってグルグルのなかにあって良いと思っています。

最近の住宅は小さい。
なのに更にコマ切れにする。
マッチ箱をどう詰込むか、なんて馬鹿らしい。
居住空間がセコイ気がします。
だから全てをグルグルにしてしまえば良いと思います。

住宅をつくるとき、回遊性を一考してみては如何でしょうか?
posted by nis at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ケンチク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月25日

家具に家具を象嵌

今、家具を考案中。
とりとめのない話です。

象嵌というのは「異質なものを嵌め込む」ことです。
彫刻の世界の技法です。

そんなふうに家具を提案できないか、と考えてます。
家具には必ず何かの行動が伴います。
椅子なら座る。
テーブルなら置く、とか食べるとか。
収納なら仕舞う。

単に即物的、材料的な話ではなく
モノが備えている行為も象嵌できてしまう。
そんな家具を考えています。
posted by nis at 11:15| Comment(0) | TrackBack(0) | プロダクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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